テレビなどマスコミでは、生々しい爆撃の実況、絶望的な市民、相手をののしる市民、勝ち誇ったような政治家(?)たちが映し出されています。

 

でも、マスコミが報道するように、両国の市民は憎しみ合い、平和的な解決策は見いだせないのでしょうか。暴力は仕方がないと考えているのでしょうか。マスコミでは注目されないが、こういう動きもあるのです。この希望の灯が消されないよう、見守り応援しようではありませんか。以下はアシュフォードさんから転送されてきた文章(原文英語)です。

 


 

 

みなさま

 

World March for Peace and Nonviolence(平和と非暴力のための世界行進:仮訳、以下WMPN)は世界中に広がってきています。イスラエルとパレスチナの人たちがWMPNのもとに結束し始めています。そして、この二つの場所が行進のルートに追加されました。これは、WMPN精神の強さの表れです。

 

ガザへの爆撃が激しくなる中、WMPNが先週、以下の声明を出しました。

 

「イスラエルとパレスチナの平和主義者たちを見習おう。」

 

何千人もの若いイスラエル人たちが路上に出て、自国政府がガザへ侵攻するのをやめるように求めています。彼らの多くが投獄されています。国境を越えてパレスチナへ入るのを拒んだ良心的兵役拒否者、兵士や徴集兵のようにです。
[ video of refuseniks:http://www.youtube.com/watch?v=1cMs0nai4JQ ]

 

パレスチナの若者たちはイスラエルの暴力に抗議していますが、ハマスに対してもミサイルなどによる攻撃をやめるように訴えています。

 

ユダヤ人やパレスチナ人の組織はWMPNの活動を通して結束し、人々の良心を呼び起こして暴力の狂気を終わらせようとしています。

 

暴力のさなかに平和への声を上げるのは簡単ではありません。他国の人々の恐怖や怒りを受けているときに、自国の人々への侵攻に耐えるのも簡単ではありません。

新聞の記事は彼らの視点ではありませんし、メディアが見せているのは彼らの取り組みではありません。私たちが見聞きしているのは、一方からのプロパガンダ、そしてそれに対抗しようとするプロパガンダです。これらのプロパガンダによって、各勢力のトップは自分たちの行動を正当化しようとしています。

 

人々は恐怖でおののき、両方の勢力の過激派がさらに人々を怖がらせようとしています。恐怖と復讐にまみれ、私たちを自分たちの利益のためにコントロールしようとしているのです。

私たちはイスラエル政府の暴力を非難します。また、武装したパレスチナ人グループの暴力を非難します。非暴力の良心だけが暴力を止められるでしょう。この良心が今まだ小さいならば、もっと大きなものにしていかなくてはなりません。

 

イスラエル軍によるガザ侵攻は直ちに停止されるべきです。


パレスチナにおける平和主義を強固なものにしなければなりません。そして、ハマスやその他の武装グループの活動を停止させるのです。パレスチナ国家は必要な国家であり、国際社会には、パレスチナ国家を樹立させる責任があるのです。私たちには、自分たちの隣人が人間らしく暮らせるようにする責任があるのです。

 

世界中で過激な暴力行為が行われており、それを止めることはますます難しくなっています。私たちを包むこの心理社会的な空気を変える必要があります。これが、WMPNの目的です。そしてこのプロジェクトが一番に求めるもの、それは世界の核廃絶です。この活動は、状況を変えるための第一歩なのです。目的を達成することで、人類に革命的変化をもたらし得るのです。行動を起こさなければ、どのような未来が待っているというのでしょう。

 

世界行進は、すべての人々が、人種、文化、宗教の違いを超えて集結しようという運動です。私たちが他の人々にもたらす苦しみ、そして他の人々が私たちにもたらした苦しみを乗り越える運動なのです。私たちは今、手を携え、暴力のない未来を実現しようとしています。すでに多くの人々が、非暴力の未来を心から願い始めているのです。

 

パトリシア・アリアガータ・フェリウ 世界行進組織委員会 - パレスチナ

ロベルト・コハノフ          世界行進組織委員会 - イスラエル

----------------------------------------------

カナダ発の世界行進のPRにご協力ください。お知り合いの方にwww.worldmarch.caへアクセスし、この活動を支援していただくようお願いしてください。
どうぞ宜しくお願いいたします。

 

ロベルト・ヴェルデッキア 平和と非暴力のための世界行進(カナダ)