主催: 「いのちまもる10.20国民集会」 実行委員会
日時 2011年 10月20日(木) 12:30~16:30
場所 東京・日比谷野外音楽堂 東京都千代田区日比谷公園
5500人の参加で盛況に終わりました、ありがとうございました
10月20日正午より、東京都・日比谷野外音楽堂にて、「いのちまもる10.20国民集会」が開催されました。主催は同集会実行委員会です。「社会保障と税の一体改革」による大増税と、社会保障切り捨て計画が政治日程にのぼりつつある緊迫した情勢のなかで、5500人が参加しました。
集会は、山田真巳子医労連執行委員長のあいさつの後、昨年の紅白歌合戦にも出場した歌手のクミコさんが2曲を熱唱、参加者によるコーラスも加わりました。続いて、山崎摩耶衆議院議員(民主党)、田村智子参議院議員(共産党)のあいさつと、国会議員からの多数のメッセージの中から石井みどり参議院議員のメッセージが紹介されました。医療関係団体からは全国自治体病院協議会の邊見公雄会長、日本看護協会の坂本すが会長のメッセージがそれぞれ紹介されました。また、被災地支援に奮闘されてきたベトナム全国保健医療労組のみなさんも海をこえて駆けつけ、参加者に紹介されました。
ゲストのクミコさん 熱気あふれる会場
「このままでいいの?! 医療・社会保障・国のありかた」ミニシンポジウムを開催
医師の立場から北村龍男宮城県保険医協会理事長、看護の立場から大利英昭東京都立駒込病院看護師、患者の立場から石川牧子東京公害患者と家族の会副会長、原発事故被害で苦しむ福島からの訴えとして、佐藤晃子さんが発言しました。このうち北村氏は、「地域の復興には医療の復興は欠かせない。そのために医療の公共性を担う民間医療機関への公的支援が必要」であることを強調しました。
シンポの後、参加者全員で会場に隣接する厚生労働省に向けてシュプレヒコール。オレンジの「いのちまもるタオル」を掲げながら、「いのちをまもれ」と唱和しました。
シンポジストのみなさん いのちまもれ~ 厚労省にアピール
アピール採択後、銀座の街をパレード
集会では最後に①憲法を活かした住民本位の震災復興を、②くらしと医療を破壊するTPP参加反対、③脱原発、エネルギー政策の転換を、④医師、看護士・介護職員等を大幅に増やし、地域医療の確保を、⑤患者・利用者負担を軽減し、社会保障の拡充を、を掲げた集会アピールを採択しました(アピールはこちら)集会後は銀座の街をパレード、「震災復興OK OK」「医療をまもろう まもろう まもろう」の軽快なパレードコールを街中に響かせました。
※今年の集会は24人の国会議員、51団体の医療団体や都道府県医師会をはじめ203通のメッセージをいただきました。
東日本大震災と原発事故による「いのちとくらしの危機」が深刻になるなか、この国のあり方が問われ、医療・介護・社会保障は重大な岐路にあります。
「税と社会保障の一体改革」に基づく社会保障改革が焦点となる中で、国民のいのちを守り、人間らしい生活を求める広範な共同と運動の発展をめざします。
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