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障害者に重い負担をおしつける公費医療制度の大改悪に反対です

 自民、公明の政府与党は、国会に「障害者自立支援法」という法律案を提出、成立させようとしています。「自立支援」といえば良いことのようですが、実はこの中で心身障害者の公費医療制度を大改悪し、10月1日から障害者に重い負担をおしつけることが計画されています。

●これが負担増の内容です

現行 改悪案(応益負担)
更正医療制度
 (18歳以上の身体障害者)

 月98万件 影響額20億円
平均負担率は約1%
(4〜5割は住民税非課税世帯で無料)
原則1割負担*+入院の場合は
食費1日780円
育成医療制度
 (18歳未満の身体障害者)

 月14万件 影響額16億円
平均負担率は約1%
精神通院公費医療制度

 月70万件 影響額12億円
0.5割(5%)負担
(所得制限なし)
原則1割負担*

*定率部分の負担上限は、住民税非課税世帯で年収80万円未満は月2500円。同じく80万円以上は月5000円。当面の措置として「重度かつ継続」者には所得に応じて月1万円、月2万円。
年収670万円以上は3割負担。


●試算例(全国心臓病の子どもを守る会

共働きで年収670万円世帯の子ども(5歳)が心臓病手術(入院20日間で医療費総額300万円)した場合の自己負担額

(現行)4万4,000円→(改悪後)18万740円 約4倍の負担増!


●東京保険医協会では、「精神通院公費医療の自己負担引き上げ中止を求める医療機関署名」に取り組んでいます。(署名に寄せられた声