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子ども医療費、かかりつけ等議論―日歯 代議員会

全国保険医新聞2017年7月15日号より)

 

 日本歯科医師会は6月15、16日に第185回定時代議員会を開催した。
 会長の堀憲郎氏は開会あいさつで「内外の信頼を確保するという大きな課題と目標が課せられてきた」とし、関係団体の信頼を得る対策を進めたことで「歯科界の反転攻勢に向けて機は大変熟している」と強調した。
 日本歯科医学会会長の住友雅人氏が来賓あいさつし、次回診療報酬改定に向けて学会から未収載46件、既収載46件の92件に関する医療技術評価提案書を厚労省に提出したと報告した。
 質疑では、代議員からの「子ども医療費の減免は義務教育終了まで無料化すべき」との発言に対して、執行部から「社会保障審議会などでは子ども医療費を無料化しても予算は大きくないなどと主張している」と回答があった。また、前回改定で導入された「かかりつけ薬剤師」の算定要件が「地域との連携」としたことで薬剤師会の入会率が上がったとして、「か強診」の算定要件にも「地域との連携」を追加すべき」との発言に対して、執行部は「直接的な文言で『歯科医師会入会』を入れるのは難しいが、『地域との連携』は必要になってくると考える」と述べた。
 代議員会では任期満了に伴う24人の理事の選任など6議案を可決した。

以上