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「『保険で良い歯科医療の実現めざす』9.28市民集会」(仮称)
開催のご案内

2017年7月18日

 

 お口の健康は全身の健康に深く関係しています。 お口の中を治療することによって誤嚥性肺炎をふせぎ 、糖尿病、腎臓病、心筋梗塞、認知症などを改善させることが明らかになってきいます。健康長寿社会の実現にむけて 、歯科医療役割がますます重要になってきています。

 しかし、日本社会に格差と貧困が広がり、子どもから高齢者まで、お口の中の健康が悪化し口腔崩壊ともいえる深刻な事態も生じています。

 格差と貧困の広がりは、厳しい労働環境などを生み、経済的理由での未受診や本来必要な歯科治療の早期受診や継続を妨げています。加えて歯科では日常的に普及した治療でも保険のきかない治療があるために、お金の面での不安がさらに受診を妨げる要因になっています。

 また、国による長年にわたる歯科医療費の抑制政策で、診療報酬が低く抑えられ続け、歯科医院の経営は、厳しさを増す一方です。歯科医院の経営悪化は、歯科医療に欠かせない歯科技工士や歯科衛生士の働く環境悪化と雇用不安にもつながっています。

 とりわけ歯科技工士は、低賃金、長時間労働などの劣悪な条件のもと20代の離職率は約8割と言われ ており、このままでは保険で良い入れ歯やかぶせ物などの提供が危ぶまれています。

 こうした状況を打開するために、各層分野の市民皆さん、歯科医療を受ける患者さんと歯科医療関係者が共同して「『保険で良い歯科医療の実現めざす』9.28市民集会」(仮称)を開催します。

 つきましては、これらの趣旨をご理解いただき、多くの皆さん賛同とご参加を呼びかけます。

開催要項[PDF:365KB]

「保険で良い歯科医療を」全国連絡会
会長 雨松真希人(歯科技工士)
副会長 岩下 明夫(全日本民主医療機関連合会歯科部長)
副会長 宇佐美 宏(全国保険医団体連合会歯科代表)