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歯科診療報酬、置き換え試算でマイナス1〜2%
……長崎協会


 長崎県保険医協会歯科部会は、協力歯科医院の2004年2月分のレセプト約800件を新点数に置き換え、診療報酬改定の影響を試算、4月号の協会新聞で、会員に情報提供しています。

 これは、4歯科医院から協力を得て、約800件のレセプトを提供いただき、1枚1枚点検。4月から点数が変更になる項目を抜き出して、新点数をあてはめ、その差額を集計したものです。その結果、各医院1%〜2%のマイナスになりました。

 協会紙の記事によると、影響がすぐに反映されると考えられる「か初診」「か再診」のアップ分について、受付の予約表に書いてある患者数のうち、「か初診・か再診」を算定している患者数×5点程度がアップ分であるとし、「か初診・か再診」の算定率が80%、1日の患者数20人、週5日診療する医院で、月に1万6千円程度の売上増としています。

 一方今回改定では、「適正評価」の言葉で、Br装着料・前装冠技術料を下げ、義歯に関しては老人の点数の大部分を一般の点数に合わせることで引き下げ、また金パラの材料料が約20%も引き下げられるなど、歯冠鋳造修復・欠損補綴関係の点数が大幅に引き下げられました。

 さらに補綴引き下げ分を配分したとされている、患者への情報提供・医療連携の部分では、情報提供を文書で行うなどのしばりが強化されたり、ハードルの高い施設基準が設けられるなど、現場の実態にかみ合ったものでないと批判しています。

 本体部分がゼロ改定という足枷の中で点数配分を見直した今回の改定では、「か初診・か再診」引き上げで補綴のマイナス分を埋めることはできず、補綴処置が多い医院ほどマイナスの影響が大きい、「か初診・か再診」を算定していない医療機関のマイナスはさらに大きい、実質マイナス改定であると告発しています。