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「か初診」路線の廃止を求める--保団連歯科全国交流会

 保団連は、10月24日に第7回歯科全国交流会を東京新宿で開きました。43都道府県から70人の歯科医師を含む138人が参加しました。

 交流会は、竹田副会長が基調提案を行い、その中で中医協の贈収賄事件後の歯科情勢を踏まえ、歯科医療に対する国民の信頼回復、保険でよい歯科医療の確立のために「一旦は「か初診」廃止、「か初診」導入前に戻す態度を保団連は表明すべきである」、更に「この運動を「か初診」問題から大きな矛盾を抱える歯科医療問題の改善運動と位置づけ、患者、国民の共感が得られる運動へと進めていきたい」と強調しました。

 討論の中では、「か初診導入から4年経過し、算定率も向上するなど日常診療に組み込まれているのであえて低い初診料にするのはコンセンサスがとれない。廃止でなく改善運動に取り組んでほしい」と「か初診」改善の意見と共に、「歯科診療報酬を導入前に戻せには反対。スローガンは歯科初診料の一本化、医科と同等の評価に」「か初診は廃止し、初診料は274点に」と、廃止と共に医科と同評価を求める意見が出されました。一方で「か初診を廃止し医科と同評価では業界エゴととらえられ世の中に受け入れられない。か初診廃止、導入前に戻せの主張こそ国民の支持と共感も得られる」「か初診は無条件に廃し、浮いた財源で不合理の是正を」との三通りの意見が出されました。

 こうした討議を通じて、「か初診」は患者の同意が得にくく、「か初診」を評価して算定している医療機関はほとんどない。また、「か初診」は補管と同様に公的医療費を抑制し、歯科医療機関の統制の手段に用いられること、そして「か初診」を導入するために点数が引き下げられたり、包括が行われ、その上「か初診」算定を条件とする加算やG総診など「か初診」とリンクされた経済誘導など「か初診路線」の体系に対しては中止、廃止すべきとの概ねの了解が得られました。こうした討議の到達点を踏まえて交流会は、中医協贈収賄事件の徹底解明、「か初診」廃止、患者負担の軽減などを求める決議を採択しました。