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厚労省にマイナス改定をやめ、「か初診」廃止を要請


保団連は11月10日、「歯科診療報酬のマイナス改定をやめ、「か初診」廃止、低歯科診療報酬の是正を求める厚労省要請」を実施しました。厚労省は次回歯科診療報酬改定で「か初診」の算定要件である患者への説明と同意、文書での情報提供などを見直す方向で中医協に提案するとしています。この日の要請はこれに対応して行われたものです。要請と併せて計2245筆の会員署名を第一次集計分として提出しました。

 この日の要請には保団連より竹田副会長ら6人が参加、厚労省からは保険局医療指導監査官が対応しました。

 要請では竹田副会長から@中医協医療経済実態調査を反映し、歯科診療報酬をマイナス改定しないこと。A「か初診」は廃止し、初・再診料をそれぞれ一本化すること。患者への情報提供は別に評価すること。「か初診」と引き換えに引き下げ・包括された歯科の技術料を復活するとともに、時間と手間のかかる歯科の診療実態に即した評価を行い低診療報酬を是正すること、の2点を要請しました。

 これらに対して厚労省は、「マイナス改定とするかしないかなどは内閣が決めること」と回答、また医療経済実態調査結果について、歯科材料費、委託費など経費の削減は指導、管理が進み質の良い補綴物が装着され作り直すことが減ってきているのではないかとの考えを示しました。これに対して竹田副会長は、歯科の受診抑制や必要な再製作までを制限する補綴物維持管理料の影響など問題点を訴えました。

「か初診」については中医協で今後取り扱いが議論となりますが、それが11月のいつ頃になるのか、一度だけで決められるのか継続審議となるのかなども現時点では不明としました。また、中医協提出の調査結果では「か初診」算定患者の77%が情報提供文書を受領しているとされていますが、これとは異なる結果を示す保険者実施の患者調査結果について、厚労省は、調査方法や項目が異なる等を理由に資料として取り上げるものにならなかったと述べました。

保団連は市民アンケート等でも二本立ての歯科初診料は患者に理解が得らていないことが示されていること、歯科医師の「か初診」に対する評価も低く、やむなく算定している実態があることなど問題点を指摘し、会員署名に表された歯科医師の声を次回改定に反映するよう強く要請しました。