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医療「改革」法案の徹底審議求め参議院要請


民主・下田議員(左)に要請書を手渡す住江会長(右)。
共産・小池議員(右)に要請する住江会長。
共産・小林議員(右)と懇談する住江会長(中)。

患者負担増の医療「改革」法案が衆議院で強行採決されたことを受け、保団連の住江会長は5月25日、法案の徹底審議・廃案を求めて参議院厚生労働委員などに要請しました。要請先は民主党・下田敦子参院厚労委員、共産党・小池晃参院厚労委員、小林美恵子参院議員。

住江会長は「法案の負担増の影響について、衆議院では問題を明らかにせず、短期間で通過させられてしまった。多くの改悪内容を含んでおり、このまま万一成立してしまったら、国民はたまったものではない。政府はいま、『歳出と歳入の一体改革』と称して、歳出では社会保障予算の削減、歳入では消費税増税を狙っている。どちらにころんでも国民負担増・社会保障の切り捨てだ。医療法案もこの路線上にある。参院ではなんとしても徹底審議・廃案をお願いしたい」と要請しました。

これに対し民主・下田議員は「いま、厚生労働委員会での質問書を書いていたところだ。与党は法案の問題点を明らかにされたくなかったので、衆院で短期間に通してしまった。法案の問題点を国会議員だけでなく、広く国民に伝えてほしい。法案を阻止するには政治の流れを変える必要がある。そのためには国政選挙が大切だが、国民は政治離れ・政治無関心になっている。住民との対話を重視してほしい」と述べました。

共産・小池議員は「衆議院での委員会審議時間は実質32時間しかなかった。法案の内容に見合う審議時間になっていない。しかも患者負担増の影響がほとんど議論されていない。新しい高齢者医療制度の創設や療養病床の廃止・削減問題もそうだ。高齢者は病院ではなく、安上がりな在宅で死ねと言っているような内容だ。法案は今後の日本の医療に深刻な影響を与えるものだ。徹底審議で問題点を明らかにしていきたい」としました。

同じく共産・小林議員は「衆議院の委員会採決の様子をテレビで見ていたが、首相も政府も野党の質問に何ら答えることができなかった。公聴会でもほとんどの人が反対または懸念を表明した。法案は患者さんと医療機関の双方に大きな負担を求めるものだ。参院では徹底審議で法案を追い込んでいきたい」と述べました。