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歯科医療の危機打開へ、決起集会開きました

 

歯科医療の危機打開集会開きました

 保険だけでは入れ歯が作れなくなる。入れ歯の補強に保険がきかなくなる。安全性の保証のない安価な入れ歯が輸入され始めている・・・。こうした入れ歯についての問題点を含め、歯科医療費抑制政策のもとで危機的状況にある歯科医療の現状を打開しようと10月25日、東京・青海の国際交流館で「『入れ歯が危ない』保険でよい歯科医療を 10・25決起集会」が開かれました。集会は、「安心して歯科治療が受けられるように患者負担を軽減しよう」、「保険で良く噛める『入れ歯』ができるようにしよう」など6つの要望を含む決議を採択しました。

保団連など4つの団体が実行委員となって開催する「『入れ歯が危ない』保険でよい歯科医療を 10・25決起集会」には、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、医師などの医療関係者、患者さんら418人が参加しました。また、日本歯科医師会をはじめ、136の団体・個人(うち国会議員68人)から賛同メッセージが寄せられました。

実行委員会を代表して基調報告を行った宇佐美宏・保団連歯科代表は、「保険で良い歯科医療を」全国連絡会が実施したアンケートで、7割の患者さんが「健康保険のきかない歯科治療に」反対、8割以上の患者さんが「新しい治療技術・材料を保険に入れることに賛成」、などとしていることや、昨今の経済不況の影響で歯科の受診抑制が進んでいることなどを指摘。「これは、世界で最も患者負担率が高く、その上通常の歯科診療の中ですでに確立している治療技術や材料がすぐに保険導入されてこなかったなどの歯科保険医療政策に要因がある」と述べました。

‘アけて、患者さんのみならず、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士などの歯科医療従事者のおかれた状況はいずれも悪化しているとし、「民主党をはじめとする連立政権与党のマニフェストや総選挙政策アンケート結果に見る限り、今日の歯科医療崩壊の実態や原因、解決策についての認識が、必ずしも明確でない」と指摘しました。そして、「連立政権に向けて、われわれの側からの歯科保険医療改善の政策提言と、運動が今こそ求められている」と述べました。

また、「保険で良い歯科医療を目指すうえで、2010年度診療報酬改定で、少なくとも10%以上の引き上げが欠かせない」、「今後診療報酬10%以上の引き上げと保険給付の拡大の実現を目指し、患者請願署名や12月議会での地方議会意見書採択運動を一層推進しよう」、と呼びかけました。 

リレートークでは、「保険で良い歯科医療を」請願署名に精力的に取り組んでいる大藪憲治・愛知県保険医協会理事が、「請願署名は保険で良い歯科医療をという患者さんの当たり前の願いを顕在化し、その実現の道を示すもの。歯科医が先頭に立つことで、歯科は国民から大きな信頼を勝ち取れる」と述べました。