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医療の営利化に危惧 韓国の歯科医師らと意見交換…保団連


韓国大韓女性歯科医師会と懇談する宇佐美歯科代表(前列右)。

 3月2日、韓国歯科医師会、韓国大韓女性歯科医師会、ソウル市歯科医師会の代表5名が保団連事務所を訪れ、保団連・宇佐美宏歯科代表、竹田正史副会長らと懇談した。
 保団連と同歯科医師会との懇談は2009年9月以来の2回目で、今回は、現在韓国の医歯界や市民のなかで問題になっている医療の営利化問題について、日本で医療の営利化に反対している保団連の見解や対応策を探ることを主なテーマとして懇談がおこなわれた。
 現在、韓国の歯科界では営利追求を目的とする巨大ネットワーク歯科医院の横暴が深刻化し、韓国政府が営利目的の医療法人設立に力を入れている状況、その一方で医歯界や市民団体などからは、営利目的の医療法人導入に強く反対していること紹介された。
 また、韓国では保険診療での請求が増え、今年7月からは75歳以上の総義歯の保険導入が始まり、来年からは部分床義歯も保険導入が検討されていることなど、保険診療の必要性が浸透しつつあることが紹介された。
 保団連からは、日本でのTPP問題や医療特区問題の現状、保団連の組織状況、保団連の運動が国にどのような影響を与えているのかなど、8つの質問項目について宇佐美歯科代表、竹田副会長らが丁寧に説明した。今回の診療報酬改定に関しても、不十分だが運動により一部基礎的技術料が上がったこと、保険で良い歯科医療の重要性などについて紹介した。