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日本の入れ歯守るために
―第2回 歯科技工問題懇談会を開催―

(全国保険医新聞2015年10月25日号より)

懇談会で報告する宇佐美歯科代表
懇談会で報告する宇佐美歯科代表

 若手歯科技工士の激減という深刻な事態を改善し、日本の歯科補綴体制の危機的状況を打開しようと、「入れ歯の日」の10月8日、国会内で「第2回歯科技工問題を考える懇談会」が開催された。昨年に続き第2回目となった同会は保団連も参加する「保険で良い歯科医療を」全国連絡会が主催した。全国から歯科技工士、歯科医師、医師、市民など84人が参加した。

 懇談会はシンポジウム形式で行われ、コーディネーターとして報告した連絡会の代表世話人の宇佐美宏保団連歯科代表は、歯科技工問題は政府の歯科低診療報酬を背景に起きてきたと指摘し、歯科技工問題は保険の補綴を守ることにつながる課題と強調。「問題解決に向けたわれわれの運動の覚悟が問われている」と呼び掛けた。

 歯科技工士の雨松真希人氏は、昨年の第1回懇談会以後の運動の広がりを踏まえて「私たちは勇気を持って声を上げ、行動する責任があります」と呼び掛けた。

 衆議院議員の堀内照文氏(共産)は、7月1日の衆院厚生労働委員会で歯科技工問題についての質疑を紹介し、政府の姿勢を批判した。

 奈良県歯科技工士会長の小野山幸夫氏は、「歯科医師法の中に歯科技工士の身分と業務を明記することが必要」と訴えた。
 懇談会には、自民、民主、維新、共産、次世代の各党から国会議員ら17人が出席、25人の衆参国会議員からメッセージが寄せられた。

以上