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女性医師・志田周子の生涯描く
―映画「いしゃ先生」―

全国保険医新聞2016年3月5日号より)


©2015「いしゃ先生」製作委員会

 2013年5月から15年2月まで本紙に連載していた小説「いしゃ先生」の映画が、各地で上映されている。昭和初期から戦後にかけて、故郷の山形県西川町大井沢で地域医療に尽力した女性医師、志田周子の半生を描いたもの。鑑賞した会員の感想も寄せられている。

 東京で医師になったばかりの志田周子は、父に呼び戻され、3年の約束で故郷で診療を始める。大井沢は日本で有数の豪雪地帯で医師もおらず、冬には病人をそりに乗せて峠を越えて隣町の病院に運んだ。村人たちは最初、病気になれば祈祷師を頼み、「女医者に何が分かる」「医者様さ払う金もねえ」の言葉を周子にぶつける。しかし周子は、家を一軒一軒訪ねながら診療を行うことで少しずつ医療を地域に根付かせていった。
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 原作者のあべ美佳氏は、「この映画は、全国のへき地でがんばっている、今の医療者への応援歌です」と語っている。映画は昨年11月から山形県で先行上映。県内の観客動員数は2万人を超えた。1月からは、東京、愛知など全国各地で上映されている。
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 先行上映された山形県では、鑑賞した会員から協会に、「国民皆保険制度がいかにすばらしいものかということが、制度のない時代の志田先生と村人との交流を通して伝わった」「いしゃ先生を平山あやさんがすると決めた時、綺麗すぎるのではと思いましたが、とてもぴったりでした。すばらしかった」「特に印象に残ったのは、患者第一号の方が『知識のないごどは、お金のないごどより恐ろしいごどだなあ』と話していたことでした」などの感想が寄せられた。保団連は、国民皆保険制度を守り、充実させる取り組みの一環として、映画「いしゃ先生」の普及に協力している。

上映中の劇場

千葉県 イオンシネマユーカリが丘(2月27日〜)
大阪府 シネ・リーブル梅田(3月26日〜)

この他、決定次第お知らせします。

以上