ホームニュースリリース・保団連の活動保団連の活動など 目次

 

【熊本地震】医療機関450施設被災
エコノミークラス症候群の入院51人

保団連理事・新聞部長 杉山正隆
全国保険医新聞2016年6月5日号より)


 4月14日の発生から震度7の地震が2度襲い、その後も1カ月以上余震が続いている熊本地震では、震災関連死を含め死者69人、1,676人が重軽傷を負った。全・半壊、一部損壊など住宅破損が10万1,700棟に上り、現在も8,000人以上が避難生活を続けている(5月25日時点)。

医療へのダメージ

 地域医療に与えたダメージも大きい。県内の約450の医療機関が建物の損壊や医療機器の破損など何らかの被災をした。これは県内全医療機関の約3割を占めると報じられている。5月23日の時点で、熊本県内の災害拠点病院、その他主な病院などで約20施設が救急受け入れや検査を制限している。
 今回の震災では車中泊をする避難者が多かったことなどが影響し、肺塞栓症(エコノミークラス症候群)の大量発症が懸念された。26日時点で、入院を必要とした肺塞栓症の患者数は51人(男性12人、女性39人)に上っている。
 保団連では会員医療機関を訪問し、被災状況および必要な支援の把握、被災者の窓口負担取り扱いの周知などに努めてきた。5月19日時点で12市町村の382件を訪問した。

以上