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国民皆保険の大切さ伝える
―映画 「いしゃ先生」上映会を開催―

全国保険医新聞2016年8月25日号より)

 

いしゃ先生
©2015「いしゃ先生」製作委員会

 各保険医協会で、映画「いしゃ先生」の上映会が始まっている。映画は、戦前から戦後にかけて活躍した女性医師・志田周子の生涯を軸に、皆保険のない時代の医療を描くものだ。保団連は、皆保険の大切さを伝える取り組みの一環として全国の協会・医会に上映会の開催を呼び掛けている(原作はこちら「いしゃ先生」公式ホームページはこちら)。

福岡、熊本の各協会で

 「いしゃ先生」は、本紙で連載された原作小説を映画化したもの。戦前から戦後にかけて、無医村だった山形県西川町大井沢で地域医療に尽力した女性医師・志田周子の生涯が描かれる。
 往診に出かける周子は「医者に支払うお金はない」との言葉を何度もぶつけられる。診療代のかわりに野菜をもらうことも。貧しい村の現状に長年心を痛めてきた彼女が、「私の夢は何人も等しく医者にかかれる世の中がくること」と語る場面もある。
 7月23日には福岡県保険医協会が全国の協会で最初の上映会を開催し、95人が参加した。8月13日に熊本県保険医協会が行った原作者のあべ美佳氏のトークショーと上映会には、136人が集まった。今後も7協会での開催が予定されている(8月17日現在)。

「心揺さぶられる映画」

 福岡協会の上映会に参加した大脇為常氏(協会会員)は、「周子は無医村で医師としてゼロから出発し、経験不足の女性医師に何ができるのかという強い偏見の中で、根気強く村人と接しながら信頼を広げていった。彼女が力不足で救えなかった命に涙し、愛する人との別れを経験し、天命を受け入れていく姿に心を揺さぶられた。社会保障としての医療・介護が危うくなりつつある今、あらためて『いしゃ先生してますか?』と問いかけられた気がする」と感想を寄せた。

以上