ホームニュースリリース・保団連の活動保団連の活動など 目次

 

岩手県 全自治体での採択達成
―「保険で良い歯科」求める請願―

全国保険医新聞2016年9月15日号より)

 

 岩手県では今年6月、大分県、鳥取県に続いて県内全自治体での「保険で良い歯科医療の実現を求める」請願採択を達成した。粘り強い努力の経験を寄せてもらった。

 

最後は釜石市議会一度は否決

6月24日,釜石市議会で「保険で良い歯科医療の実現を求める」請願が全会一致で採択され,岩手県では県議会を含む全34議会で請願が採択された。
 日頃から懇意にしている議員や地区の会員の協力を得て,2009年9月に岩手県議会や盛岡市,花巻市,北上市,二戸市,宮古市,遠野市,紫波町,一戸町の9議会、12月に一関市,滝沢村(現滝沢市)の2議会,10年3月に陸前高田市,平泉町,矢巾町の3議会、9月に久慈市,奥州市,西和賀町,洋野町,岩手町の5議会,12月に大槌町,岩泉町,山田町,普代村,田野畑村,雫石町の6議会と順調に意見書が採択された。11年3月に東日本大震災が発生したものの,同月に葛巻町,軽米町,九戸村の3議会, 9月に八幡平市,大船渡市,野田村の3議会,12月に住田町,金ケ崎町の2議会と,震災の影響を感じさせず順調に採択され,県内全自治体での採択達成も間近と思われた。
 しかし釜石市では東日本大震災の津波により大きな被害が発生したため,請願提出のタイミングをうかがっていた。12年6月に満を持して提出したものの,「国の財政に負担が掛かる」等々の理由から否決されてしまった。

 

不可欠だった紹介議員の協力

 否決された後は再度の挑戦に向け,新点数検討会の機会などに釜石市の会員への役員・事務局同行での挨拶回りや懇談を重ね,請願採択への理解と協力を働き掛けてきた。その結果,「釜石市でも採択を!」という機運が高まり,会員にあらためて紹介議員を紹介してもらうとともに,議員へのレクチャー,各会派への根回しなど,請願採択に向けた準備を全て主導してもらった。その結果,悲願の釜石市議会での請願採択となった。
 釜石市議会に限らず全議会での請願採択達成には地区の会員と,日頃から懇意にしていた紹介議員の協力が不可欠だった。当会での全議会請願採択が他県での請願採択に向けた取り組みの励ましになるとともに,歯科医療改善に向けた運動の弾みとなることを期待している。

(岩手県保険医協会副会長・歯科部会長 小山田榮二)
以上