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TPP超える問題も
―RCEP会合に合わせ兵庫協会で講演会―

全国保険医新聞2017年3月15日号より)

 

 東アジア地域包括的経済連携(アールセップ:Regional Comprehensive Economic Partnership)の第17回交渉が、2月27日から3月3日、神戸市で開かれた。兵庫協会は2月26日、「RCEPに反対する国際市民会議」と同神戸実行委員会に賛同・協力して、講演会「アジア太平洋のメガ自由貿易協定の行方と私たちの未来」を開催。医療分野をはじめTPPを超える問題を含んでいると警鐘を鳴らした。

 講演したニュージーランド・オークランド大学のジェーン・ケルシー氏は、日本・韓国等が医薬品特許の保護強化を提案し、ISD条項などTPPに含まれていた内容が、多国籍企業には公開される一方で市民には公開されないなど、TPP以上に秘密にされながら進められていると述べた。
 また、鳩山由紀夫元首相が特別講演。今後の貿易協定は貧困を生み、格差拡大、環境破壊をもたらす行き過ぎた市場主義ではなく、自立と共生、他者の尊厳という「友愛」に基づく協定であるべきと述べた。
 保団連の住江憲勇会長は、TPPなどの自由貿易協定に見られる強者の論理、経済覇権主義を指摘し、RCEPを含む自由貿易協定についても監視と批判が必要とあいさつした。

東アジア版TPP

 TPPの東アジア版ともいうべきRCEPは、ASEAN10カ国と韓国、中国、インドに加え、TPPに参加した3カ国(日本、豪州、ニュージーランド)が参加して、2013年から交渉が重ねられている。
各国の交渉官が参加して行われる神戸での会合と並行して、NGOや労組、市民団体が結成する「RCEPに反対する国際市民会議」と同神戸実行委員会が市民企画を開催し、海外NGOとともに、交渉会合の内容分析、情報発信を行った。兵庫協会の企画もこの一環として行われたものだ。

以上