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マイナス改定ありえない―実態訴える医師・歯科医師の声

全国保険医新聞2017年12月15日号より)

 

 

 全国の保険医協会・医会には、診療報酬の引き上げと患者負担増軽減を求める会員署名とともに、連続するマイナス改定のもとでの悲痛な声が寄せられている。その一部を紹介する。

 

切り詰めても赤字

切り詰めるだけ切り詰めても、年々収入低下・人件費上昇で、赤字転落寸前。同じ努力をしても年々収入が減少する仕組みを政府が先頭に立って作ってきたことに怒りを覚える

政府は常に日本の経済成長をかかげ、賃金・給与の増加を促し訴えている。医療機関は、診療報酬が上がらなければ職員の給与を増やすことはできない

 

医療の質下がる

日本政府は医療従事者の給与だけは例外で、どんどん下がっていっていいと思っているのか。医療機関や医療従事者を国の下僕のように扱うのは即刻中止すべき

診療報酬が引き下げられたら、治療の質を下げて医院収入を担保するしかなくなると思う。患者・医療者の双方にとって不利益になる引き下げは止めていただきたい

治療の質を上げるためには新しい器具や材料を使用しなければならない。保険点数には反映されないようなことも、患者さんにとってより良いものであれば自らの身を切って行っている

 

最低賃金以下の労働

午前中は外来診療、午後は訪問診療と特養及び老健の回診、午後5時の時間外は書類書き。毎日10時間から11時間働いても赤字経営

入れ歯、仮歯、根治。赤字部門を何とかしてほしい。最低賃金以下の労働を強いられている

家賃、人件費、卸業への支払を済ますと手許には粗末な食事代が残る程度。年金だけでは暮らしていけないし、いっそ廃業してアルバイト先を探そうか…と思索している

 

診療報酬は経営の原資

診療報酬があたかも医師の給与であるような、一部の報道を鵜呑みにせず、医療機関運営の原資であることを認識してほしい

医療費の技術料は、医師一人のものではなく、看護師・事務員の給与も含んでいる。当院の8人で初診料2,820円(再診料720円)を割ったら一人当たりどうなるのか。製薬会社の経常利益が平均17%になり、高額の薬価が算定されるのはなぜか

以上