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歯科技工の改善を
―低賃金、長時間労働改善など厚労省に要請―

全国保険医新聞2017年12月25日号より)

 

 
要請書を手渡す雨松氏(左)

 

 保団連は「保険で良い歯科医療を」全国連絡会として12月7日、歯科技工士の低賃金、長時間労働問題の改善などを求めて厚労省と懇談した。全国連絡会の雨松真希人会長、保団連の宇佐美宏歯科代表らが参加し、厚労省の担当者が対応した。
 全国連絡会からは、@歯科技工士の低収入長時間労働の実態を踏まえて、改善のための施策の早急な実施Aダンピング問題と無資格者による歯科技工物の製作B積算による製作技工・保険点数の決定プロセスの確立と、実効性ある委託技工の取引ルールの明確化―について要望、質問した。

 

厚労省が労働実態を調査

 厚労省は「歯科技工士の人材不足は喫緊の課題」との認識を示した上で、厚生労働科学研究として今年度150万円の予算で歯科医院750軒と歯科技工所4,000軒を対象に、歯科技工士の労働実態、製作歯科技工の委託の実態を調査・分析し、効率化を促す業務モデルと適切な委託のマニュアルを作成することを検討しているとした。
 歯科技工の資格を必要とする範疇については、個々の工程ごとに法の対象であるか否かを明確にするのは困難としたが、最終的に製作された補綴物に影響を与える内容は一般論として業務の範疇として考えられると答えた。無資格者の技工について、無届けの歯科技工所の問題とあわせて、担当者会議等であらためて周知するとした。

 

取り引きルールにマニュアルも

 取引ルールの明確化に関しては、来年度は厚生労働科学研究の中で、マニュアルの策定をすすめるとした。
 全国連絡会はこの他、歯科診療報酬の引き上げなどを各政党に要請した。

以上