月刊保団連2007年1〜12月目次
2007・No.943  
月刊保団連 8  

「道」
改憲前にすでに危険な時代が始まったのではないか
浅見裕子 1

特集
放射能兵器の脅威
─われわれは闘う、核兵器がなくなる日まで
 
インタビュー 
チェルノブイリの子どもたちを診つづけて―温かさの連鎖で世界をつなごう
鎌田 實 4
保険医と原水禁運動―私の歩み 鮫島千秋 8
三次高等女学校生徒の入市被曝 齋藤 紀 12
写真と文 ヒロシマを歩く 青木克明 17
写真と文 ナガサキを歩く 黒崎晴生 21
被爆者を診つづけて 山下兼彦 25
被爆者の沈黙と想像力―山場を迎えた原爆症認定集団訴訟 宮原哲朗 29
医師たちの原爆―医師から見た「原爆症」史・序説
郷地秀夫 35
内部被曝の封印は膨大な被曝被害者の隠蔽
矢ヶ崎克馬 41
内部被曝によって深刻な健康障害をもたらす「劣化」ウラン兵器 松井英介 45
「戦争と医学」展と国際シンポジウム「戦争と医の倫理」 西山勝夫 49

論考
国民保護態勢具体化の現段階(上)
平山武久 54

文化
蝶に魅せられて(第2回)
タクラマカン蝶紀行─砂漠を越えて─

菱川法之 57
The World of Digital Photo 
デジタルフォトの世界(第2回)各種モードを使いこなす
亀井正樹 61

シリーズ
海外医療事情No.5 中村雄二 66
経営・税務誌上相談325
新たに医療法人を設立する場合
益子良一 65
雇用問題Q&A69
宙に浮いた年金・消えた年金の対策は…
意外に多い医師の無年金者
曽我 浩 68

会員  
理事の想い
「患者さんとともに」走り続けたい
杉山正隆 69
VOICE―6月号を読んで― 70
詰碁・詰将棋問題56 詰碁・詰将棋解答71
 
編集後記・次号予告 72
案内 開業医宣言 53 ◇小川政亮著作集 56◇第18回核戦争に反対し、核兵器の廃絶を求める医師・医学者のつどい 表2 ◇第22回保団連医療研究集会 表3 ◇味わいと文化の旅 表4 
 
※「診療研究」「保団連のあゆみ」は休載しました。
 

《表紙のことば》
東京・新宿区 佐々木 正 夏山に憩う

 時は真夏。高山鉄道に乗る機会を得た。スイス南東部サンモリッツからイタリアのティラノを結ぶ145kmのベルニナ特急である。標高2,091mにある高山駅アルプグリュムで途中下車した。丘に登れば、雄大なアルプスの展望が素晴らしい。路線先遥かにイタリアを遠望する。紫外線の強い炎天下に高原の風が心地よい。紺碧の空と雄大な氷河から流れ落ちる数条の滝を背景として、瀟洒な駅を見下ろし、手前の高山植物を視野に含めるフレーミングとした。
  ニコン90XS、28〜200mmズーム、f16オート、Provia400

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