2021・No.1335
月刊保団連 1
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巻頭グラフ
アートの生まれるところ
板垣崇志
「道」
コロナ禍に喘ぐ国民生活と「逆さま政治」、
まっとうな政治への大きな転換を
住江憲勇
特集
世界と日本の庭の特徴と相違点
●古今東西、庭は安全安心で快適な環境とされてきた。洋の東西を問わず、庭の原型は「楽園」にイメージされ、聖書のエデンの園、中国の神仙島、仏教の極楽浄土などである。西洋の庭の特徴「整形式」と、その三大様式「イタリア式・フランス式・イギリス式」の庭を解説する。一方、日本の庭の特徴が自然風景式である理由と、その代表的様式、池泉庭園・枯山水について触れ、その成り立ちが日本の自然環境に深くかかわること、また、世界の日本庭園ブームと現代人が庭に求めるものについて述べる。
鈴木 誠
日本庭園の見方、楽しみ方
●日本庭園は、長い歴史の中で、社会構造や人々の生活様式の変化とともに、その様式を変化させてきました。本稿では、まず、その歴史を通じて流れる日本庭園の特徴を2つお伝えし、その後、実際に庭園を鑑賞する際にどのようなステップを踏めば、深みをもって見たり楽しんだりできるのかをお話しいたします。京都の造園会社で日々庭師とともに過ごし、日本庭園をはぐくむその仕事を間近に見る筆者の視点から、分かりやすく解説いたします。
山田 咲
園芸療法の最新知見と医療・福祉分野での実践
●コロナ禍の折、外出自粛、店舗営業規制などは多くの人にストレスをもたらした。医療・福祉分野で働く人のストレスも計り知れない。補完代替医療の一つである園芸療法は庭を使い植物を使う。植物を育て、植物を用いて創造活動を行う。その効用は、ストレス、認知機能、身体機能、コミュニケーションなど社会性の回復にまで及ぶ。対象者の疾患や障害を選ばず、未病の人、医療従事者にも役立つ。園芸療法とは何か、どのようなエビデンスにもとづくのか、実践を交えて紹介する。
豊田正博
庭は私の極楽浄土
未来に期待し、想像する
深澤尚伊
気がつけば、枯山水。
田千弘
永きベランダガーデニングの末に
佐土原道人
実家の庭
吉次興茲
診療研究
高血圧治療の今後
第4回(最終回) 高齢者における血圧変動の評価の仕方
石川讓治
コンポジットレジン修復の基本と応用
第3回 前歯コンポジットレジン修復
●前歯修復では、形態、色調および光沢のある表面性状が重要である。特に近遠心の隅角徴と隣接面接触点の形態回復が最も重要である。色調については歯頸部には光の不透過性の高いボディーシェードを、歯冠中央部から切縁に向かっては透明性のあるエナメルシェードを表層に積層する。マージン部では、ベベルの形成により移行的な色調となる。適切な材料選択により簡便な研磨法でも光沢のある表面性状を得ることができる。これらの基本技術により大型の修復にも十分対応できる。
田上順次
文化
本当はすごい!トイレの力
第5回 世界でトップレベルのトイレ技術
●私たちは日々、当たり前のようにトイレを使います。1日当たりにトイレに行く回数は人によって異なりますが、おおよそ5〜10回くらいでしょうか。排泄は生きていくためには欠かせない生理現象ですので、止めることはできません。ですから、もしもトイレがなかったら一大事です。ですが、当たり前にあるものには、ありがたみを忘れがちです。そこで、今回は世界でもトップレベルを誇る日本のトイレ技術について紹介します。
加藤 篤
続・まなざしの力
第1回 後藤文雄(1)
今と永遠と〜異色神父ゴッちゃん、コロナ禍の日々〜
渡辺 考
Q&Aシリーズ
経営・税務誌上相談 484
償却資産税の申告
益子良一
雇用問題 228
院長が仕事でコロナに感染したら、労災保険は使えるか
曽我 浩
会員
書評
渡辺考 著『まなざしの力 ヒューマンドキュメントの人々』
山田美香
ドクターのつぶやき川柳
〈選者〉植竹団扇
VOICE
─11月号を読んで─
詰碁・詰将棋
編集後記・次号のご案内