リーフ手渡し「投票に行こう」 待合室から広げる

リーフ手渡し「投票に行こう」

全国保険医新聞6月25日号から 

東京歯科協会の森元主税さんは、保団連のリーフを使って、患者さんに「投票に行こう」と呼び掛けている。75歳以上の窓口負担2割化による高齢者の受診抑制が心配と話す森元さんに、取り組みを聞いた。

参院選に向けて、待合室に「選挙に行こう」のポスターを貼り、患者さんにリーフを手渡しながら投票に行こうと話しています。
当院に来る患者さんの多くは70代のお年寄りで、10月から実施される医療費窓口負担2割化のまさに当事者です。受診抑制がとても心配です。
訪問歯科診療もしていますが、負担増で受診回数に大きな影響がでるのではないかと感じています。訪問歯科診療の回数を減らすことは、食べることをあきらめることに直結します。食べることをあきらめることは生きる力を奪うことだと思います。そんなことを許してはいけない。2割化中止の声が広がり、参院選で争点になり、中止に賛成する議員が増えれば、10月実施はまだ止められるよと患者さんに話しています。