2022年度診療報酬改定詳細を掲載
『点数表改定のポイント』(通称:ポイント)が完成しました!
2022年4月6日
全国保険医団体連合会
2022年度診療報酬改定の詳細を掲載した、『点数表改定のポイント』(通称:ポイント)が完成しました!
新点数情報だけでなく、新型コロナウイルスに係る臨時的な取り扱いも掲載しています。ぜひご活用ください!(B5版/定価5,000円)
注文は各協会まで
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『ポイント』ってなに?
・主な新点数について解説
→主な変更点を「概要」としてわかりやすくまとめてあります!
・前回の告示・通知との見え消しを掲載
→前回改定の告示・通知と比べやすい!
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『点数表改定のポイント』をぜひご活用ください!
本書は、改定された箇所がどこか一目でわかる編集となっています。
また改定内容を分かりやすく解説している唯一無二の手引書となっています。今後の医院経営を考える上で非常に役立ち、かつ患者に係る窓口負担の改定内容も解説しており、4月からの診療にすぐに役立つ冊子として大いに活用いただける内容となっています。
今次改定は、前回の2020年度改定と同様、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中で行われました。コロナ禍を教訓に通常の医療提供体制の充実強化が強く求められていましたが、「安上がりの医療」「フリーアクセスの制限」「病床再編」の実現を狙う政府・財界は、社会保障費削減の圧力を強め、その結果、医療機関がおかれている危機的状況を顧みず、強引に政策誘導的な改定実施を押し付けてきました。
改定率は診療報酬全体で0.94%の引き下げとなりました。5回連続のネットマイナス改定です。
改定の中身を見ても、危機的状況の打開に背を向け、また初診からのオンライン診療やリフィル処方箋の導入は対面診療の機会を減らすことにつながるなど、いっそう患者を医療から遠ざける内容とされました。また新型コロナウイルス感染症が蔓延する中で、感染防止と治療に忙殺され疲弊した医療機関に、膨大な改定内容に伴う事務負担を押し付けるものです。
このような改定は許しがたいものです。保団連は改定内容に抗議するとともに、引き続き診療報酬の大幅引き上げを求めて運動を強めていきます。一方で医師・医療機関の経営と生活を守り、同時に国民医療を守り発展させるため、医療機関が改定の中身を正しく知り、誤りなく請求できるようにすることが大切です。そのための導きとなる冊子が「点数表改定のポイント」です。