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年金法案の委員会採決を与党が強行−−議員面会所で緊急抗議集会
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4月28日午後4時40分頃、衆議院厚生労働委員会は、野党退席のまま、与党単独で、年金改革法案の採決を強行可決しました。 今回の政府案は、「年金保険料は13年間連続引上げ、給付は一律引き下げ、国庫負担1/2に引き上げは5年間先送り」とういうもので、国民にさらに痛みを強いるものであることが、審議を通じて明らかになってきました。また、年金保養施設など、集めた保険料を使っての無駄遣い、閣僚の国民年金保険料未払い問題等、次々問題が明らかになっているにもかかわらず、公聴会も開かないまま、会期内成立という結論に合わせて採決を強行したものです。 当日は、政府が約束していた全閣僚の国民年金保険料納付状況を、国会対応上との理由で提出を先延ばししたことから、民主党が質問を中断して退席、無言のまま質疑時間だけが経過するという異常な運営となりました。次の質疑者である共産党山口委員が、「異常事態」として質問を留保した上で、理事会を開催して事態を収拾するよう求めましたが、委員長は、残る共産党、社民党の委員は「質疑をしないとのこと」として議事を進行、与党委員から動議が出され、委員会可決が強行されたものです。 国会前には、社保協、全労連等の代表が詰めかけ、座り込みや、傍聴行動で、推移を見守っていましたが、採決強行の事態を受け、衆議院議員面会所で、緊急の抗議集会を開催。今後の衆院本会議、参議院に向け、一層運動を強める決意を固め合いました。 |