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高知県議会が「医療改革大綱の撤回」の意見書を採択


 高知県議会が、国に対し「医療制度改革大綱の撤回を求める意見書を全会一致で採択しました。これは、県議会の会派である共産党・緑心会が起案し、民主クラブの賛同を得て共同提案されたもので、厚生文化委員会での審議では、自民党県議から「大綱の高齢者狙い撃ちはひどい」として、一部文言の削除をすれば賛成できる、との意見があり、修正の上、採択されました。

高知県議会では、意見書は全会一致採択が原則であり、内容には理解を得ても、立場上与党の合意が得られないことが多いのが現状でした。提案した塚地佐智高知県議(共産)は「委員会で否決されても本会議に再提出すれば、趣旨説明はできる。大綱の内容を他の議員に知ってもらうだけでもよいと考え提案したが、採択されびっくりしました。高知の国民医療推進会議集会には与党の県議も参加していることも影響しているのではないでしょうか」と話しています。

今回の医療改革は都道府県はじめ地方に影響する内容も多く、3月議会に向け、地方議会へのはたらきかけを強めることが重要になっています。