2011年度厚労省予算案、固まる
2011年度の厚労省・社会保障関係予算案が24日、閣議決定されました。総額は28兆5153億円で、前年度比1兆4360億円増、率にして5.3%増となっています。
内訳は、各医療保険への国庫負担金として、「協会けんぽ助成費」が1兆1108億円(前年度比661億円増)、「国保助成費」が3兆3703億円(647億円増)、「後期高齢者医療助成費」が3兆9179億円(1839億円増)となっています。
また「介護保険給付費国庫負担金」は2兆2679億円(1178億円増)、「年金給付費国庫負担金」は10兆3755億円(2498億円増)となっています。一方で「介護サービス基盤整備費」は前年度比220億円減の63億円と切り詰められました。施設整備費を削る代わりに、新たな予算として「24時間対応の定期巡回・随時対応サービス等の推進」が全国で60カ所、予算にして27億円が計上されました。