【政策解説】医療保険制度改革関連法案
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全ての世代で負担増
「在宅医療との公平性」の名で、入院時の食事代の自己負担を2016年度と18年度に100円ずつ引き上げる。栄養管理は全身の状態を整え、治療効果を向上させ、症状の重症化を抑えるなど医療の一環。
保険導入を前提としない選定療養の仕組みで、5000円〜1万円の負担を義務づける。詳細は今後、中医協で議論して決定、療養担当規則などで定める。
保険料の均等割9割軽減、8.5割軽減、所得割5割軽減を廃止。高齢者の6割、865万人が負担増(国の予算措置)。 |
保険外併用療養を拡大し「患者申出療養」を創設患者の責任で、先進医療の対象外とされた症例など、安全性・有効性が未確立な医療も対象とする。前例がある場合は2週間で承認。前例がない場合でも6週間で判断する。詳細は今後、中医協で議論し、決定する。国立がん研究センター先進医療評価室は、対象になると予想される抗がん剤リストを公開。1カ月で100万円以上の薬剤費となるものが大半を占める。 |
国保の財政運営を都道府県に移し市町村と共同で保険者に
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都道府県が医療費目標値を設定都道府県が策定する医療費適正化計画に、医療費水準、病床削減の目標、後発医薬品の使用割合などを設定し、医療費実績が「医療に要する費用の目標」とかけ離れた場合、都道府県は原因の分析や対策を立てる。 |
さらなる給付縮小・負担増の検討法案附則に、給付範囲や患者負担の再検討を規定。政府は▽ 75歳以上高齢者の窓口負担の2割化▽湿布薬の保険給付に上限を設け、一部の湿布薬は保険から外す▽先発医薬品を使うときは、後発品との価格差を患者負担にする▽受診時定額負担の導入などを検討。 |