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原爆症認定集団訴訟での大阪地裁判決にあたって

　12日、原爆症認定集団訴訟の判決で大阪地裁は、大阪府、兵庫県、京都府など原告９人全員について申請を却下した国の処分を取り消し、原爆症と認める原告全員勝訴の判決を言い渡しました。

　原爆症認定訴訟での今回の判決は、原告全員について原爆症と認めたこと、原爆投下後に爆心地に入った「入市被爆者」らも救済対象とし、国の新たな認定基準の適用についても見直しを求めるなどの画期的な判断を示しました。

　国は、本判決を真摯に受け止め、控訴することなく、被爆者の立場にたった援護行政へ抜本的に見直すよう強く求めます。