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内閣総理大臣 安倍晋三 様

2007年6月27日
全国保険医団体連合会
女性部部長 板井八重子

従軍慰安婦の歴史的事実を認め、関係者への謝罪を求めます



6月26日、アメリカの下院外交委員会において、旧日本軍の「従軍慰安婦」問題で日本政府に公式の謝罪を求める決議を可決しました。

この間の安倍首相の発言をはじめとして、歴史教科書で「慰安婦」や過去の戦争犯罪を軽視する動きに決議は懸念を表明しています。

被害者や旧軍関係者による証言などから、軍による強制連行の事実は明白です。

私たち全国保険医団体連合会は、過去の侵略戦争の過ちを教訓として学ぶとともに、平和を脅かすあらゆる動きに対し、医師の社会的責任を果たす決意をしています(『開業医宣言』)。また、私たちは、健康と命を守る医療人として、また、命を生み出す女性として、未来永劫、「従軍慰安婦」のような悲劇を二度と起こさないために、日本政府に対して、歴史的事実を認め、関係者に謝罪することを求めます。