WHO推奨ワクチン公費負担の実現めざし
「希望するすべての子どもに予防接種を!キャンペーン」への
協力を訴えます
全国保険医団体連合会
会長 住江 憲勇
9月12日から10月末日まで「希望するすべての子どもに予防接種を!キャンペーン」として、日本医師会・予防接種推進専門協議会が患者署名に取り組んでいます。
この署名は、@Hib、A小児用肺炎球菌、BHPV、CB型肝炎、D水痘、E流行性耳下腺炎の予防接種について、希望するすべてのこどもが公費(定期接種)で受けられる制度を実現させるためのものです。
これらの予防接種はWHO(世界保健機関)が推奨しているもので、海外においてはこれらのワクチンの多くが公費(定期接種)で接種されていますが、日本は任意接種(原則有料)であり、費用の助成をしている自治体も一部ありますが、住んでいる地域や経済的状況によって接種できない場合が少なくありません。
保団連9月理事会では、この「希望するすべての子どもに予防接種を!キャンペーン」の趣旨に賛同し、キャンペーンの成功に向けて協力を行うことを決めました。
このキャンペーンの趣旨をご理解の上、これらのワクチンの定期接種化に向けた署名への取り組みをお願いいたします。
医師会に入会されている方は、医師会から送付された案内に添って10月15日必着で所属の郡市区医師会に署名用紙の原本をご送付ください。
医師会に入会されていない医師の方及び歯科医師の方は、「署名用紙」、「趣意書」、「ポスター」、「チラシ」を下記アドレスよりダウンロードして活用願い、署名用紙の原本を下記あてに10月末日必着で送付ください。
○アドレス http://www.med.or.jp/vpd/
○送付先 〒134-0092東京都江戸川区一之江町2998-1トッパンフォームズ江戸川センター
希望するすべての子どもに予防接種を!キャンペーン係宛
保団連では、2010年2月に厚生労働省に対して同様の趣旨の要望書を提出するとともに国会内学習会などに取り組み、各地の保険医協会・保険医会でもワクチン接種に対する自治体助成に取り組んでいます。
今回の日本医師会・予防接種推進専門協議会の署名は、こうした私たちの運動と同じ目的であり、ぜひとも、この運動を実らせるようご協力をお願いするものです。