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※全国保険医団体連合会では、下記の要望書を厚生労働大臣及びマスコミ各社に送付いたしました。(PDF版はこちら[PDF:89KB]

【要望】新型コロナウイルス感染症の拡大等に備えるため
インフルエンザワクチン対策の抜本的強化を求める意見書

2020年6月4日
全国保険医団体連合会
地域医療対策部
医科部長 中島 幸裕

 

 前略 国民医療の確保と充実に向けた日頃のご尽力に敬意を表します。
 さて、ここ数年インフルエンザワクチンが足りない状況が続いており、当会では毎年のようにインフルエンザワクチン不足の解消と、ワクチンの安定提供給体制の早急な構築を求めてきたこところです。
しかしながら、厚生労働省は有効な対策を行ってきたとは言えません。
 特に今年は、秋以降に新型コロナウイルス感染症拡大が日本を襲う可能性があります。また、数年は収束しない可能性もあります。
 インフルエンザは、新型コロナウイルス感染症と同様の症状を呈することから、極力多くの方がインフルエンザワクチンの予防接種を受けておくことが重要です。
 こうしたことから、当会では、新型コロナウイルス感染症対策とともに、下記の対策を取られるよう、要望します。

一、 必要なワクチン接種が受けられるよう、今年こそ、国の責任でワクチン供給偏在への対策を講じてください。
一、 インフルエンザワクチン接種開始時期の前倒しを行ってください。
一、 定期接種となっている高齢者等に対するインフルエンザワクチン接種費用について、全額公費負担としてください。

 

以上