※全国保険医団体連合会では、下記の声明を発表し、マスコミ各社に送付しました。(PDF版はこちら[PDF:125KB]。English Ver.)
【抗議声明】ロシアは即刻軍事行動を停止し、
ウクライナから撤退せよ
〜明らかな侵略行為であるロシアによるウクライナ侵攻に強く抗議する〜
2022年2月28日
全国保険医団体連合会
会長 住江 憲勇
2月24日、ロシアは、世界中の市民の抗議にもかかわらず、ウクライナの東部地域にロシア軍を侵入させ、ウクライナ各地の軍事施設やキエフ、オデッサなどの都市への攻撃を開始した。これは、ウクライナという隣国への明らかな侵略行為であり、国連憲章、国際法を踏みにじるものである。いかなる理由であれ、一方的な軍事攻撃は許されるものではない。
私たちは、ロシアによるウクライナ侵攻に対し、強く抗議する。ロシアは即刻、軍事行動を停止し、ウクライナ領から撤退すべきである。
同時に、プーチン大統領は、2月19日に直接指揮した軍事演習において、核弾頭搭載可能な大陸間弾道ミサイルや極超音速ミサイルを発射し、ウクライナへの軍事行動開始にあたって、2月24日にテレビ演説で「ソ連崩壊で多くのものを失ったが、現代のロシアは世界で最も強力な核保有国の一つ」、「我が国を攻撃すれば、壊滅し、悲惨な結果になることに疑いない」と発言したことは、核兵器による威嚇そのものである。さらに、2月27日には、米欧の対応を理由に「核抑止力部隊」を厳戒態勢に移行させることを発言している。こうした核兵器で威嚇する発言は、人類にとって到底、看過できるものではない。
こうした蛮行を許さないためにも全世界での核兵器禁止条約の署名、批准が求められている。
私たちは、生命と健康を守る医師・歯科医師の立場から、ロシアに対し、軍事行動の即刻停止とウクライナからの撤退を強く求めるものである。
以上