ホームニュースリリース・保団連の活動保団連の活動など 目次

 

歯科技工士の実態改善を
―「保険で良い歯科」全国連絡会が国会議員らに要請―


全国保険医新聞2018年6月15日号より)

 

歯科技工所問題について、保団連のパンフレットを示して懇談した。左から
全国連絡会の雨松会長、山本議員、兵庫連絡会の加藤氏、 京都連絡会
の北川氏

 

 「保険で良い歯科医療を」全国連絡会は5月24日、国会で歯科技工問題の議論を促進するため、衆参国会議員への要請と懇談を実施。全国連絡会の雨松真希人会長をはじめ、歯科技工士5人を含む16人が参加し、山本和嘉子衆院議員(立憲)、倉林明子参院議員(共産)、山添拓参院議員(共産)などと懇談した。
 懇談では雨松会長らがパンフレット『日本の歯科技工を守ろう』をもとに、保団連歯科技工所アンケートによれば、過労死ラインを上回る長時間労働が3割を超え、可処分所得300万円以下が半数以上、歯科医療費が少ないために末端の歯科技工士まで報酬が行き渡らないなどの実態を訴えた。また、1300億円あれば、製作技術料の「7対3」に準じた配分が可能であること、歯科技工士に適切な技術料が支払われる実効性ある取引ルールが必要と訴えた。
 山本議員は「歯科技工士が技工物を作る際に、何度も歯科診療所に足を運び技工物の調整を行うにも関わらず長時間労働・低報酬で苦慮していることがよくわかった」と話し、学校歯科治療調査について、「子どもの貧困問題なら国会質問で取り上げやすい。勉強していきたい」と意欲を示した。
 倉林議員は「厚生労働委員会でぜひ歯科技工問題を質問したい。自民党の中でも医療費を抑制する財務省への抵抗感も高まっており、私の質問に拍手されることもある」と話した。
 山添議員は技工士の異常に長い労働時間に大きな関心を示し、「矛盾の根源にある低歯科診療報酬の改善に向けた取り組みが必要。現場の声をしっかりと受け止めたい」と応じた。

以上