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予防接種の徹底を
患者団体ら国会で集会


全国保険医新聞2018年7月25日号より)

 

集会は患者団体らが主催し、希望するすべての人が、
経済的負担なくワクチン接種できることを求めて行 われた

 

 

 7月5日に、患者団体らが主催する「希望するすべての人にワクチンを!」パレード2018集会が東京都内で開催され、保団連から住江憲勇会長と宇佐美宏副会長、武田浩一、細部千晴両理事らが参加した。今年に入り麻しんが沖縄県や愛知県で流行したことを受け、参加者はあらためて予防接種の重要性を訴えた。

 

予防できる病気は徹底的に

 住江会長はあいさつで、「予防できる病気は徹底的に予防する努力をすべきだ」と述べ、予防接種の重要性を強調した。定期接種の接種率にも言及し、100%に近い数字でないと感染症の流行を抑えられないとし、今後も接種率の向上を含めたワクチン行政の改善を求めていくと話した。

 

集団免疫で麻しん感染を防ぐ

 SSPE青空の会のメンバーは、突然発症する亜急性硬化性全脳炎(SSPE)の恐ろしさを訴えた。
 亜急性硬化性全脳炎は麻しんに感染後、麻しんウイルスが数年から十数年の潜伏期間を経て発症する。麻しんワクチンは麻しん風しん混合(MR)ワクチンとして1歳で初回の定期接種を行うが、亜急性硬化性全脳炎の患者の多くは1歳未満で麻しんに罹患したことが原因で発症している。定期接種までの間に麻しんに感染しないためには、集団免疫により守るしか方法はない。日本は2015年にWHOから麻しん排除の認定を受けているが、東南アジアやヨーロッパ等の国々から麻しんウイルスが持ち込まれる事例が増えている。繰り返される感染症の流行には予防接種による集団免疫の獲得が重要で、ワクチン接種率が低い年代に対する予防接種の援助や接種率を高める施策が国には求められる。
 集会はNHKと日本テレビで放映された。

以上