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「健康・長寿への挑戦」 医療研 沖縄で初開催


全国保険医新聞2018年12月5日号より)

 

 

 11月23日、24日に第33回保団連医療研究フォーラム(主催・全国保険医団体連合会、主務・沖縄県保険医協会)が沖縄県宜野湾市で開かれ、全国から医師・歯科医師、市民ら502人が参加した。メインテーマは、「健康・長寿への挑戦 ― 平和で生きやすい21世紀をめざして」。沖縄の健康・長寿、子どもの貧困をテーマにクロストークと特別報告、分科会・ポスターセッションなどの企画が行われた。

 

あいさつする仲里沖縄協会会長
クロストークでは健康・長寿や子どもの
貧困について報告された

 保団連の住江憲勇会長は主催者あいさつで「医療研は、低医療費政策で厳しい診療環境の中、日々の臨床の場で患者・住民のために医療をよくしようという英知・工夫を持ち寄り共有し共感する場である。2日間学習と討論、交流を深めてほしい」と述べた。
 仲里尚実実行委員長(沖縄協会会長)は、「沖縄は、凄惨な地上戦、戦後の米軍統治を経て1972年にようやく国民健康保険法が適用された。歴史・文化とも本土と異なる。青い海だけではない沖縄を感じ取ってほしい」と訴えた。

 

「子どもの貧困」報告も

 1日目のクロストーク1のテーマは「健康・長寿への挑戦」。沖縄は95年に世界健康長寿地域を宣言し、世界のブルーゾーン(健康長寿・幸福繁栄を共有できる地域)のパイオニアとされた。琉球大学名誉教授の鈴木信氏は「生きがいを持ち続けることが健康長寿の秘訣」と述べ、沖縄の食文化、身体活動、地域のつながりの特色を報告した。
 クロストーク2のテーマは「沖縄の子どもの貧困率が全国平均の約2倍に達する理由」。沖縄大学准教授の島袋隆志氏は、子どもの貧困率が高い理由は、「親世代の非正規率が全国で一番高いこと」と指摘。「貧困の連鎖を断ち切るため雇用労働環境の改善が必要」と訴えた。クロストークの司会は、NHK報道部チーフ・プロデューサーの板垣淑子氏が務めた。
 特別報告では、「沖縄の子どもに広がる『口腔崩壊』」を沖縄タイムス記者の篠原知恵氏、「沖縄県学校歯科検診調査結果」を沖縄協会の照屋正信理事がそれぞれ報告した。
 2日目は、在宅医療、医科歯科連携など6つの分科会とポスターセッションで、132の演題が発表された。各企画の詳細は後日紹介する。

次回:第34回保団連医療研究フォーラム
   □日程:2019年10月13・14日
   □会場:大阪府立国際会議場(大阪市)

以上