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第34回医療研を開催―日常診療の英知を交流

全国保険医新聞2019年10月25日号より)

 

全国から816人が参加した

 

 10月13日、14日に第34回保団連医療研究フォーラム(主催・保団連、主務・大阪協会、大阪歯科協会、大阪府保険医協同組合)が大阪府立国際会議場で開かれ、全国から医師・歯科医師、市民ら816人が参加した。メインテーマは、「過去・いま・未来〜これからの医療をデザインする」。
 保団連の住江会長は主催者あいさつで、「低医療費政策で厳しい診療環境の中、患者・住民のための最善の医療が模索されている。日常診療の英知・工夫を発表し、交流を深めてほしい」と呼び掛けた。
 高本英司実行委員長(大阪協会理事長)は、「14年ぶりの大阪開催だ。日常診療の経験・交流に加え、学問的、社会的視野を広げる学びの場にしたい」と述べた。

 

作家の海堂尊氏が記念講演

記念講演する
作家の海堂尊氏

 『チーム・バチスタの栄光』の作者で医師の海堂尊氏が、「医療エンタメとリスクヘッジ」をテーマに記念講演した。
 海堂氏は、「医療小説が映画化・ドラマ化されることで市民は医療の過酷さやリスクを疑似体験できる。医療エンタメが医師と患者のコミュニケーション作りに役立つ」と述べた。また、「死亡時のCT撮影など画像診断(Autopsy imaging)は、治療の効果判定や死因究明に有効であり、解剖など遺体を破壊せずとも医学的情報が得られる」と活用を訴えた。
 全国の小中高校等を対象に実施した全国共同調査「学校健診後治療調査」では、「眼科、耳鼻科、内科、歯科の学校健診で『要受診』とされた児童の約半数が医療機関未受診」との調査結果が報告された。
 2日目は診療の研究と工夫、在宅医療など6テーマの分科会とポスターセッションで計109演題が発表された。午後には戦争と医の倫理、LGBT、開業医の働き方の3テーマでシンポジウムが開催された(各企画の詳細は後日報道)。
 第35回医療研は2020年10月24・25日にホテルメトロポリタン盛岡(岩手県盛岡市)で開催する。

以上