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台風19号 医療機関の被害深刻
保団連 対策本部を設置

全国保険医新聞2019年10月25日号より)

 

水が引いた直後の玉堤歯科。1メートルほど浸水した(10月13日)
ホースで水を抜く作業が続くオカムラ歯科医院(10月16日)
岡村総院長(右)から被災当時の話を聞く住江会長(左)と東京歯科協会の坪田会長(中央)

 台風19号は医療機関にも大きな被害をもたらした。全国保険医団体連合会(保団連)は10月13日に災害対策本部を設置。被害の全容把握を進めるとともに、医療提供体制確保等に関する緊急要望書を提出した。今後、被災医療機関の復興などに向けた取り組みを強化していく。

 

 保団連は10月15日、国の責任で被災者への医療や介護の確保、被災地域の医療機関への医薬品、医療材料等の迅速な供給・確保などを求める緊急要望書を、安倍首相と厚労大臣に提出した。

 

「5000万円の設備がだめに」

 10月16日に保団連の住江憲勇会長と東京歯科協会の坪田有史会長、深沢英一事務局長らは、浸水の被害を受けた都内多摩川近くの歯科医院を訪問した。 
 2メートルほど浸水したオカムラ歯科医院では、地下深くにたまった水をホースで抜く作業が続き、スタッフらが清掃等に追われていた。台風により濁流が院内に流れ込み、窓が割れ、窓枠が歪み、ユニットやカルテなど全てが泥をかぶった。岡村興一総院長は、「4000万から5000万円の設備がだめになってしまった。患者減も非常に辛い」と話す。
 玉堤歯科も院内が1メートルほど浸水し、訪問診療車1台が水没して使えなくなった。現在は清掃や汚水に浸かった器具の洗浄、乾燥など、復旧に向けた作業が続いている。水をかぶったカルテをドライヤーで乾かす歯科医師の姿も。理事長は、「外来再開には1カ月以上かかりそうだ」と話す。住江会長らは「請求や補助金のことなど、協会に何でも聞いてほしい」と激励した。

 

 

以上