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金パラ緊急改定を 厚労省要請

全国保険医新聞2020年3月25日号より)

 

 歯科治療に不可欠な金属材料「金パラ」の実勢価格が高騰を続け、保険償還価格を上回る「逆ザヤ」が拡大している問題で、保団連は3月12日に緊急で厚労省要請を実施。告示価格の再改定など逆ザヤの即時解消を求めた。厚労省は4月改定で金パラ告示価格を1グラム2,083円(30グラム6万2,490円)に引き上げたが、歯科医院の購入平均価格は3月5日時点で約9万円(保団連調査)に上昇しており、「逆ザヤ」解消に程遠い状況にある。

 

厚労省へ要請する保団連・協会の役員(右列)

 緊急要請は千葉協会の取り付けで、同県選出の小西洋之参議院議員の仲介により実現した。保団連からは宇佐美宏歯科代表、田辺隆副会長、千葉協会からは石毛清雄保険部長が参加した。厚労省は、保険局医療課の高田淳子課長補佐が対応した。

 

歯科医院の苦しみ直視を

 宇佐美歯科代表は「厚労省として金パラの『逆ザヤ』に苦しんでいる歯科医師の現状を直視し、緊急に解消する姿勢で臨んでほしい」と強く求めた。
 参加者からは「30グラム3万円の時代と現在の9万円を超える状況では同じ5%でも実額が違う。金属素材価格の変動によって計算された価格が公示価格のプラスマイナス5%を超えた場合に改定するルールは、見直すべき」「急激な高騰が起きているときには、6カ月ごとの見直しでは長期に『逆ザヤ』が続く」「金、銀、パラジウムそれぞれの素材価格を参考に告示価格を算出する方法では、市場実勢価格より低い金額となる」「毎回の見直しで市場実勢価格を調査して、告示価格を決めるべき」など要望が相次いだ。
 高田課長補佐は、「市場実勢価格が告示価格を上回っていることは承知している。価格改定のあり方については、今後関係団体の意見もふまえて検討していきたい」と述べるにとどまった。

「逆ザヤ」即時解消を求める署名にご協力を

 保団連は、厚労省や国会議員に金パラ「逆ザヤ」解消を繰り返し要請しています。歯科医療機関は、これ以上の金パラ「逆ザヤ」による負担は耐えられません。金パラ「逆ザヤ」の即時解消を政府・厚労省に強く求めるためにも会員署名にご協力ください。

以上