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みんなでストップ! 負担増 学習交流集会
「年を取るのが辛い」

全国保険医新聞2020年12月15日号より)

 

 75歳以上の窓口負担2割化をめぐり情勢が緊迫する中、保団連は12月3日に国会内集会を開催。経済的困難を抱える患者の実態を共有し、負担増撤回を求めた。

 

学習講演する竹田理事

 集会の冒頭のあいさつで住江会長は、負担増を止めるためには、世論をもっと大きくしていくことが必要だと強調した。
 保団連政策部長の竹田智雄理事が、75歳以上の窓口負担2割化について講演。200万〜605万人が対象になる可能性があり、外来受診者の約6割で負担が2倍、年間約3万1,000円の負担増になるとした。
 一方で、現役世代の保険料増の抑制効果は年1,300〜1,800円にすぎず、財源効果は薄いと指摘した。
 中央社保協の是枝一成氏は、コロナ禍の下での介護の実態を報告。施設入所者の家族からは、面会ができないことへの不安、介護従事者からは日頃からの人手不足に加えて消毒や換気の作業が大変でいい介護ができないとの声が寄せられているとし、必要なPCR検査や介護事業者・従業者への経済的支援を求めるとした。

 

「患者さんに真剣に訴えて」

 フロア討論で東京協会の吉田章副会長は、自身の医療機関で検査費用が高いからと検査を断られた経験を紹介し、「負担が2倍になるということは、1,000円の負担が2,000円になるということ。大きな負担増だ」と話した。
 保団連の山田美香理事は、国保改善の取り組みで、県への署名提出、県議会議長と懇談した経験を紹介しながら、議員や行政に医療現場の生の声や困っている患者の声を届けることで、負担増ストップを実現させようと強調した。
 「年金は毎年減り続けているのに負担は年々増えている。年をとるのがとても辛い。長生きはするなということか」。長野協会の宮沢裕夫会長は、クイズハガキの取り組みで寄せられた患者の声を紹介。75歳以上の窓口負担2割化は、反対の声が圧倒的と話した。
 長野協会の林春二副会長は、75歳以上の負担2割化の問題はまだ患者に十分に伝わっていないとして、「1人1人が真剣に医療制度について考えてくれるようにならなければ負担増は止められない。そのためには、私たちが真剣に訴えていこう」と呼び掛けた。
 保団連の武村義人副会長は閉会あいさつで、「本来は窓口負担や利用者負担を増やすのではなく、保険料を応能負担にすることが必要だ」と述べ、負担増を止めるために署名の力で国会を動かしていこうと訴えた。

以上

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