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クイズハガキ 過去最高の11万3,559通
負担増に反対の声多数

全国保険医新聞2021年5月25日号より)

保団連会議室で行った抽選会で、当選者のハガキを選んだ住江憲勇会長(中央)と宇佐美宏歯科代表(右)。

  保団連は4月15日、昨年から全国で取り組んできた「クイズで考える私たちの医療」(クイズハガキ)の抽選を実施した。今回のクイズハガキには、過去最高の11万3,559通の応募があり、1等のダイソン・ハンディクリーナー(30本)をはじめ4等まで計880本の当選者が決まった。今回のクイズハガキでは「ひと言欄」への応募者の書き込みが多く、コロナ禍の中、現在の医療の状況や今後の医療政策への関心が高まっていることがうかがえる。

 

医療政策への理解深める

 クイズハガキは、政府の医療政策の問題点や望ましい医療政策のあり方について考えてもらおうと実施しているもの。今回は、政府が進めようとしている病床削減計画や75歳以上の医療費窓口負担2割化、歯科受診の感染症予防への効果を取り上げた。
コロナ禍で病床不足が明らかになっている中、今後も病床削減を進めようとしている政府の狙いについて「知らなかった」「あり得ない」など疑問や怒りの声が寄せられた。75歳以上の医療費窓口負担の2割化についても負担増に反対する声が多数上がっている。歯科に関しては「定期的な歯科受診が大切だと分かった」「早速、歯科検診に行く」など理解が広がっている。

 

参院で2割化法案成立阻止を

 政府・与党は5月7日の衆院厚労委員会で「75歳以上の医療費窓口負担2割化」を含む法案の採決を強行し、12日には本会議で可決させた。委員会の中で何度も必要性が指摘された「受診抑制による健康影響の検証」も行っていない。今後は、参議院で審議されることとなる。
 クイズハガキの声からも、患者・国民が「いつでも、どこでも、誰でも安心して医療を受けられる」社会保障の実現を願っていることは明らかだ。高齢者の必要な受診を妨げる負担増を十分な議論もないまま、このコロナ禍で強行することは多くの国民は求めていない。
 保団連では、クイズハガキなどで患者・国民の声を集めながら、法案の成立阻止に向けて、取り組みを推進していく。

75歳以上窓口負担2割化に寄せられた声

これ以上医療費が増えると安心して病院に行けなくなる。(東京・81歳)
年金が少ないため、まだ働きながら夫の介護をしている。糖尿とてんかんがあり薬代は非常に高額。どうか1割のままでお願いします。(香川・73歳)
給料が下がる中、高齢の親を持つものとしては、医療費や介護保険利用料のアップは、大変な負担になる。いずれは私自身の受診も控えなくてはいけなくなるので、1割負担は維持の方向でお願いしたい。(青森・56歳)
コロナで世の中がこんなに混乱している中での負担増。おかしすぎます。もう一度国は見直すべきです。(奈良・51歳)
病気の人から多くの負担金をという考えは、弱い者いじめです。(福岡・17歳)

以上

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