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署名104万筆超「#医療費2倍化止める」署名提出集会
「患者さんの声代弁し廃案に」

全国保険医新聞2021年6月5日号より)

集会は国会の会場と全国をウェブでつないで開催。参加者らは画面越しに「医療費窓口負担2倍化止める」と訴えた

 75歳以上の医療費2割化法案が参院で審議入りした翌日の5月20日、保団連は高齢者団体と共にに国会内で集会を開催し、法案の撤回を求める請願署名3万6,948筆を国会議員に提出した。署名は累計で104万筆以上となった。集会には国会議員8人も駆け付け、参院での法案成立阻止に向けてたたかう決意を語った。医療者の発言を紹介する。

 

なぜコロナ禍で負担増なのか―保団連会長 住江 憲勇

 コロナ禍で国民が困難に陥る中、なぜ今負担増なのか。衆院の議論では、所得再分配としての社会保障という視点が欠落していた。国民の命、健康、暮らしを守るという大きな構えでのたたかいが必要だ。参院でなんとしても法案を廃案にしたい。

 

患者の首絞めるような法案―宮城協会理事 今田 隆一

 毎日外来で診ている認知症の高齢者は、さまざまな生活障害、高血圧症や糖尿病などの内臓の疾患、さらに白内障など感覚器疾患など、多くの科にまたがる疾患を抱えている。医療に加えてさまざまな介護サービスも受ける必要があるが、医療費2割化は、こういう方々の首を絞めるようなことだと感じる。
 介護保険もサービスが切り詰められ、介護を担うために家族が仕事を辞めなければならず、世帯収入が減るという現象が生じている。医療・介護に関わる今の政治姿勢を根本から見直すべきだ。
患者さんの声を代弁しているつもりで、絶対に廃案にするためにがんばりたい。

 

負担軽減月30円 国家的詐欺だ―保団連副会長 森元 主税

 75歳以上の窓口負担2割化は、政府は、現役世代の負担軽減が目的と説明している。しかし実態は年間700円、保険料が労使折半であることを考慮すると月たった30円程度の負担減にしかならない。一方で公費の支出は約1000億円減るとのこと。国家的詐欺ではないか。
私は歯科の訪問診療もしている。要介護状態のお年寄りは、自力で口腔ケアできないから、訪問診療が必要だ。負担増により、訪問回数を減らしてほしいと言われるのではないかと心配している。

 

署名は患者さんの願い―保団連理事 竹田 智雄

 私が診ている80歳の男性は、妻がパーキンソン病のため自宅で寝たきり。「負担が2割になったら医療費が高くて妻も自分も通院できない」と切実に訴えてきた。
 署名用紙を見た多くの患者さんも、「これは私の願い」と協力してくれる。
 多くの国民は、まだまだこの法案のことを知らないので、医師・歯科医師が先頭に立って知らせていかなければならないと感じている。全国の皆さんとがんばっていきたい。

以上

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