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75歳以上医療費割化法案が成立 怒りの声を総選挙へ

全国保険医新聞2021年6月15日号より)

集会でウェブ参加者とともに負担増ストップをアピールする保団連役員と国会議員ら

 保団連は高齢者団体とともに、75歳以上の医療費2割化法案が参院厚労委員会で採決される直前の6月3日の昼に、国会内で「#医療費窓口負担2倍化とめる」緊急集会を開催した。夕方には採決との情報が流れる中、参加者からは怒りの声が溢れた。法案が成立しても、総選挙で審判を下し、実施を阻止しようとの呼び掛けもされた。集会は全国117カ所をウェブでつなぎ、会場には100人が参加した。野党の国会議員も駆け付け、参加者を激励した。参加した保団連役員の発言を紹介する。

 

採決の強行に大きな怒り―住江憲勇会長

 5月25日から参院での審議が開始し、たった4回の審議で法案を成立させようとしている。大きな怒りを表明したい。
 1年半のコロナ禍で、全国民が日本の社会保障の脆弱さを実感している。本来政治は、この脆弱さを少しでも克服しようとすべきだ。しかし菅政権は全く逆のことをしようとしている。
 今、労働団体などから大きな運動を全国民に提起する動きが作られつつある。全面的に連帯していきたい。

高齢者の受診抑制を心配―武村義人副会長

 毎日高齢者を診ている。通常、高齢者は一人で多くの科を受診している。医療費が2倍になったら、受診できる科が少なくなってしまわないかと心配だ。一番危惧しているのは歯科受診だ。今でも口腔内を見ると、歯科受診ができていないと思われる患者がいる。
 マスコミは法案の問題点をまともに報道しておらず、怒りを持っている。
 総選挙に向けて、この怒りを多くの人に伝えていきたい。

今でも負担重い―山田美香理事

 自分の母は92歳で認知症や指定難病を患っている。年収は約200万円弱で、現在自己負担は1割だ。今でも支払いは非常に大変なのに、2割ならさらに困難になる。

患者さんが「絶望」―竹田智雄理事

 75歳になってから3つのがんで手術を受けた患者さんを診ている。「法案の内容を知って絶望した」と言い、家族と近所の方の署名を集めてきてくれた。2割化の施行を止めるため、選挙での政権交代に向けて頑張っていきたい。

以上

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