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第36回医療研 シンポジウム2
保険医が生き生きと働く工夫 夢と希望のある医療(歯科)

岐阜県保険医協会理事 萩谷 勅信
全国保険医新聞2021年12月5日号より)

 

 岐阜協会が主務となり9月19、20日に第36回医療研究フォーラムが開催された。2日目のシンポジウム2では、「保険医が生き生きと働く工夫」をテーマに、歯科会員らが自身の経験を踏まえて意見を交わした。内容を紹介する。

「全国共同調査結果報告」「シンポジウム1:医科」「シンポジウム2:歯科」

歯科医療の魅力を発言するシンポジスト

 第2シンポジウムは、「生き生きと働く工夫―夢と希望のある医療(歯科)」と題し開催された。あいにく今回は、コロナ禍ということもあり完全ウェブ形式となり、進行側は初めての経験で、当初はうまく運営できるのか不安であった。
 シンポジストとして、香川県の高橋伸治氏、広島県の猪原健氏、奈良県の吉田美香氏、そして地元岐阜から濱昌代氏が登壇した。

低報酬で長時間、健診未受診も

 歯科医師は、大学での専門課程を修了後、一定の勤務医経験を経て、開業する場合が大半である。低診療報酬が続く中で良質な歯科医療を提供しようと休日もなく日夜、頑張っている。日常診療は激務となり、健診を受ける時間もとれないのが実態である。各シンポジストからは、歯科診療所や併設事業について特徴・働き方、スタッフ教育・就労方法等などが報告された。それぞれの立場から働く上でのやりがいや、生き甲斐が話され、保険医が生き生きと働くために何が必要なのかを考えるきっかけとなった。

削って治すだけでなく

 患者さんによりよい歯科診療を提供するための予防歯科の充実、小児の発達支援のための口腔環境の整備の必要性、またよりよい歯科医療提供のためのスタッフが働きやすい環境整備など、旧来の削って治す・待つ歯科医療だけではなく攻めの歯科医療が実践されていると知ることができた。

衛生士が働ける環境整備を

 後半は、歯科医師は過剰なのか、歯科衛生士が不足しているのはどうしてなのか、歯科医師としての生きがいについて意見交換した。シンポジストから「歯科医師は決して過剰ではない」、「むしろやらなければいけないことをやろうと思うと足らない」、「歯科衛生士は働ける環境整備(就労形態・賃金)が必要で、そうしなければカムバックしてもらうのは難しい」、「生きがいとしては、歯科医師・歯科衛生士は患者さんの全てのライフステージに関わることができるとても魅力的な職業である」などの意見が出された。

若い世代へエール

 最後に、若い歯科医師へ、歯科医師はやりがいがあり素晴らしい職業であり歯科医療をさらに盛り上げ支えてほしいとエールが送られた。対面形式での再会を期して閉会となった。

以上

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