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【診療報酬改定】疲弊した医療 立て直しこそ 厚労省に意見提出
リフィル導入、オンライン初診、入院料締め付け、保険外し…改定方針に懸念

全国保険医新聞2022年2月5日号より)
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 保団連は診療報酬改定に対する意見(パブリックコメント)を、1月21日に厚労省に提出した。コロナ禍で疲弊した医療提供体制の立て直しのために診療報酬の大幅な引き上げが不可欠とした上で、▽リフィル処方箋の導入反対▽オンライン初診の恒久化反対▽一般病棟用の重症度、医療・看護必要度厳格化の中止▽入院時食事療養費の大幅引き上げ▽湿布薬の処方枚数上限の引き下げ反対、歯科では▽金パラ「逆ザヤ」問題の抜本的改善▽院内感染防止対策の充実のための初・再診料の引き上げ―等を求めた。

 リフィル処方箋については、これまで以上に長期処方の流れを強めることになる上に、そのモニタリングを患者に委ねることで健康確保上の懸念が拭えないと指摘。初診からのオンライン診療料は、コロナ感染拡大の下で特例として認められている現状でも既に不適正事例が報告されており、平時医療への適用はあり得ないとした。湿布薬の処方は、治療部位によっても使用する枚数が異なるため、1回の処方に枚数制限を設けるのは不合理であり、医師の裁量に任せるべきだと訴えた。

コロナ禍経営危機の改善に逆行

 入院医療については、コロナ禍で経営危機に陥る中、さらなる要件厳格化を求める方針に反対を表明した。紹介状のない患者の定額負担対象病院の拡大や、保険給付範囲の見直しについても併せて反対を表明した。

金パラ「逆ザヤ」も解消急務

 歯科では、金パラ「逆ザヤ」問題で厚労省が示した緩和策は一歩前進と評価しつつ、タイムラグの問題や市場実勢価格に基づかない改定となっていることなどを指摘し、抜本的対策の実施を求めた。また、コロナ対応を含めた院内感染防止対策の体制整備のため、診療報酬上の評価および研修受講に関する体制整備の充実を求め、不合理な「歯初診」の施設基準は廃止の上、初・再診料を大幅に引き上げることを求めた。

以上

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