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感染・逼迫でも医療確保を
京都協会が自治体要請

全国保険医新聞2022年3月15日号より)

 

 オミクロン株による感染が拡大する中、コロナ感染を契機に基礎疾患を抱える高齢者の死亡が増加している。京都協会は、重症化リスクのある高齢者等への医療確保やワクチン3回目接種を推進に向け市民への情報発信の強化などを京都府や京都市へ複数回の要請を実施してきた。

検査なし診断の曖昧さ解消を

 抗原検査キットが供給不足に陥る中、検査なしでコロナ感染の有無を判断する「みなし陽性」の取扱いが実施されているが、治療薬投与の判断について国が示す曖昧な基準により現場で混乱が生じている。
 2月7日の府への要請で京都協会は、検査なし診断の前提となる濃厚接触者の特定について明確な見解を国に求めることを要請した。
 3回目のワクチン接種を巡り、副反応が強く出るとされるモデルナ社製ワクチンの使用や交互接種への不安から予約も低調と報道されている。
 京都協会は、同日、市に対し、交互接種等に不安を持つ市民に対し安全性・有効性を丁寧に周知すること、必要なワクチンを確保することを求めた。

高齢者の重症化を防ぐ手立てを

 基礎疾患を抱える高齢者のコロナ感染を契機とした死亡が増加しており、死亡者に占める70代以上の割合は第5波を上回っている。
 京都協会は、市に▽高齢者施設での在宅酸素濃縮器等機材の配備▽重症化防止のための抗ウイルス薬や中和抗体薬を迅速に使用できるようにする▽訪問診療実施医療機関と協力体制を構築する―など体制整備を求めてきた。
 その他の要請内容は、▽検査なし診断による治療・入院遅れを防ぐため適切な療養環境の確保▽高齢者施設での在宅酸素濃縮器、必要な医療資材、治療薬の確保▽入院待機ステーションの確保や体制強化▽ハイリスク者の受け入れが可能な医療機能を有した宿泊療養施設の確保▽高齢者、ハイリスク者などのワクチン接種の加速化▽外国人医療の確保として、多言語対応、医療通訳、補助制度の創設―等。要請では京都府知事に対し、市民が不安や混乱に陥らないよう受診方法や濃厚接触時の対応など市民が取るべき行動の明確な情報を発信も求めている。

以上

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