戦後70年 人間としていうべきこと 俳優 宝田明氏 講演
10月10日(土) 18:50~20:00
60歳を過ぎた頃から、「これでいいのか」「俳優宝田明である前に生身の人間として生きてこれたのか」と心の内の自分がささやき始めた。
俳優業は、いろんな考えの観客、視聴者がいるため、八方美人で生きてきた。70歳を超え本当の自分、俳優である以前に人間・宝田明として思うことがあり、そのことを人前で話すようになった。
人間・宝田明は、幼少期に過ごしたハルピンがルーツだ。傷つけられた相手への恨みは一生消えない。逆に自分が相手を傷つければ相手の恨みが残る。こうしたハルピンでの壮絶な体験が今もなお、心の内でささやき続ける。
俳優業は、いろんな考えの観客、視聴者がいるため、八方美人で生きてきた。70歳を超え本当の自分、俳優である以前に人間・宝田明として思うことがあり、そのことを人前で話すようになった。
人間・宝田明は、幼少期に過ごしたハルピンがルーツだ。傷つけられた相手への恨みは一生消えない。逆に自分が相手を傷つければ相手の恨みが残る。こうしたハルピンでの壮絶な体験が今もなお、心の内でささやき続ける。
【プロフィール】
1954年、第6期東宝ニューフェイスとして、『かくて自由の鐘は鳴る』でデビュー。『ゴジラ』『放浪記』、伊丹十三作品など、映画出演本数は200本を超える。1964年、『アニーよ銃をとれ』で、ブロードウェイミュージカルに挑戦し、芸術祭奨励賞を受賞。以後、『風と共に去りぬ』『マイ・フェア・レディ』など数多くの作品に主演し、紀伊国屋演劇賞、ゴールデンアロー賞など多数受賞。2012年には、宝田明プロデュース・演出・出演の『ファンタスティックス』を全国公演し、文化庁芸術祭賞大賞を受賞、日本を代表するミュージカル俳優として不動の地位を築く。
1954年、第6期東宝ニューフェイスとして、『かくて自由の鐘は鳴る』でデビュー。『ゴジラ』『放浪記』、伊丹十三作品など、映画出演本数は200本を超える。1964年、『アニーよ銃をとれ』で、ブロードウェイミュージカルに挑戦し、芸術祭奨励賞を受賞。以後、『風と共に去りぬ』『マイ・フェア・レディ』など数多くの作品に主演し、紀伊国屋演劇賞、ゴールデンアロー賞など多数受賞。2012年には、宝田明プロデュース・演出・出演の『ファンタスティックス』を全国公演し、文化庁芸術祭賞大賞を受賞、日本を代表するミュージカル俳優として不動の地位を築く。