新型コロナウイルス感染症の流行は4年目に入りました。この感染症への対応の過程の中で、地域の医療機関は第1線で患者・国民に接して、その役割を発揮してきました。多くの国民が「いのちと暮らしを支える医療」に強い関心を寄せています。一方では、わが国では全世代型社会保障改革、医療提供体制の再編、医療DX化など「改革」が進められようとしており、今後の医療のあり方が問われています。この間の臨床の現場での経験と工夫を持ち寄り、いのちと暮らしを支える医療の実践を共有し、発信していきます。
今回は、4年ぶりに現地会場(東京・都市センターホテル)の対面での企画を中心に据え、広く参加を呼び掛けます。会員の日常診療の工夫・経験について、この間のWEB併用開催の経験も踏まえて、分科会・ポスターセッションをさらに充実させていきます。また記念講演や全国共同調査、シンポジウムを通じて、社会と医療を取り巻く今日的な課題について認識を深めます。これらの企画を通じて、全国の医師、歯科医師の交流と研鑽を深める機会になることを願っています。
全国からご参加の皆様の明日からの医療に資することができたらこの上ない喜びです。