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今次診療報酬改定「全体として不満」が約8割

神奈川協会がアンケート


 神奈川県保険医協会は、新点数検討会で、今回の診療報酬改定について緊急アンケート調査を行いました。これには、医師・歯科医師71名、受付スタッフ45名等121名が回答しました。

 「今回改定の全体的評価」では「不満」「やや不満」あわせて78%、「満足」とした人は2名のみでした。。

 また、満足な項目、不満な項目を医科歯科別に具体的に聞いたところ、医科では、「検体検査料の引き下げ」(83%)に不満が集中。満足な項目のトップは「初診料の引き上げ」でしたが42%にとどまり、不満という回答も37%ありました。

 歯科では、不満な項目が「補綴関連の引き下げ」(86%)、「老人診療報酬の引き下げ」(84%)に集中。本来引き上げるべき技術料の引き下げへの強い不満が示されました。満足な項目では「根管治療における臼歯部の抜随の引き上げ」が60%ありましたが、その他の「か初診・か再診料の引き上げ」「全身疾患を有する患者の治療管理料」「睡眠時無呼吸症候群の口腔内治療」などについては、評価が分かれました。