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乳幼児医療費無料化は「検討の一つ」と坂口厚労相

 6月4日、衆議院厚生労働委員会で高橋千鶴子議員(共産)が「乳幼児医療費無料制度の創設を求める意見書」の採択状況を(都道府県で85.1%、市町村では44.6%)示し坂口厚労大臣に、国による乳幼児医療費無料制度の創設の必要性を質しました。

 大臣は市町村独自の乳幼児医療費の助成制度に敬意を表するとし、「2002年10月より3歳未満について2割負担を導入したが、乳幼児医療に対する全ての市町村のご努力と相まって、今後もやっていかなければならない。今後、医療制度の改革に再び取り組む中で、検討の一つになるのではないか」と答弁しました。

 これまで坂口大臣は、乳幼児医療費助成の国による制度の創設は、「至難の技」(2003年3月参予算委員会)として議論の俎上にすら載せませんでしたが、今回は検討の必要があるとの認識を示しました。

 また、現物給付で助成する市町村へのペナルティともいえる「国保療養費等国庫負担金減額調整」について、「今後、考えていかなければならない時期に来ていると思っており、今、いろいろ検討してもらっているところ」と答えました。