東京都が療養病床増を計画
保団連と保険医協会・医会は、療養病床の残存病床数を把握し、療養病床残存病床数引き上げにむけた都道府県への要請に取り組んでいます。
こうした中、東京都は現在21,033床の療養病床を、28,000床にする計画であることが分かりました。これは、医療と介護をあわせ現在の療養病床の1.33倍にあたります。
東京保険医協会が東京都に確認したところ、「基盤整備をせずに療養病床を減らすという厚労省の考え方が間違っている。東京都としては超高齢化の到来に備え、28,000床が望ましいと考えている」という回答があったとのことです。
一方、厚生労働省自身も当初案の36万床から15万床への削減計画を若干緩和し、20万床を存続させる方針を固めたとの報道もあります。この間の運動の中で、実態を無視した削減計画の破綻が現れ始めています。今後も各地で地域の実態に応じた、療養病床の存続、増加を求める運動が重要です。